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さのがわいちまつ
ふりがな文庫
“さのがわいちまつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
佐野川市松
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐野川市松
(逆引き)
繁華の
橋上
(
きょうじょう
)
に
乗込
(
のりこみ
)
の役者を迎ふる雑沓の光景(第二図)より、やがて「
吹屋町
(
ふきやまち
)
を
過
(
すぐ
)
れば
薫風
(
くんぷう
)
袂
(
たもと
)
を引くに似た」る
佐野川市松
(
さのがわいちまつ
)
が
油店
(
あぶらみせ
)
。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その頃
佐野川市松
(
さのがわいちまつ
)
という役者が一と
小間置
(
こまおき
)
に染め分けた衣裳へ工夫致しましてその
縞
(
しま
)
を市松と
名
(
なづ
)
けて
女方
(
おんながた
)
の狂言を致しました時に、帯を紫と白の市松縞にして、着物を
藍
(
あい
)
の市松にしたのが派手で
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
文調は
重
(
おも
)
に
瀬川菊之丞
(
せがわきくのじょう
)
(王子路考)
中村松江
(
なかむらまつえ
)
(里公)岩井半四郎(杜若)の如き
女形
(
おんながた
)
若しくは
市川春蔵
(
いちかわはるぞう
)
佐野川市松
(
さのがわいちまつ
)
の如き
若衆形
(
わかしゅがた
)
を描けるを見るべし。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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