“さしひか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
差控90.0%
差扣10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以て申上まをしあげ奉つる役儀とは申乍ら上へ對し無禮過言の段恐れ入り奉つる是に依て越前差控さしひかへ餘人を以て吉日良辰りやうしんを撰み御親子御對顏の御式を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
私も強い断定は差控さしひかえるが、これは近江おうみから、または近江へ、ちかごろ輸入したものでないということはまあ言えそうである。
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
○同八月二十八日、一橋慶喜隠居慎み、水戸烈公水戸表へ永蟄居えいちっきょ、水戸慶篤卿差扣さしひかえ、岩瀬、永井職禄を奪い謹慎、川路隠居慎み、太田備後守慎み。(この日死因処断多し)。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
あるものはまた、隠居、蟄居ちっきょ永蟄居えいちっきょ差扣さしひかえというふうに。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)