“さがの”の漢字の書き方と例文
語句割合
嵯峨野100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嵯峨野さがの御堂みどうに何もそろっていない所にいらっしゃる仏様へも御挨拶あいさつに寄りますから二、三日は帰らないでしょう
源氏物語:18 松風 (新字新仮名) / 紫式部(著)
鞭を横たえて嵯峨野さがのの月に立った彼の烏帽子えぼし姿は、ありありとわたしの眼に残っている。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その当時、新橋駅付近に、千成せんなりと名乗る嵯峨野さがのの料理職人が、度胸どきょうよく寿司屋稼業を始め、大衆を相手にして、いつの間にか職人十数人を威勢よくあごで使って、三流寿司を握り出した。
握り寿司の名人 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)