“さえのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
道祖神100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道碌神は道祖神さえのかみのことでありますが、これも少年と非常に仲の好い辻の神で、もとは地蔵と一つの神であったのですから、そういっても決して間違いではありません。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「不肖ながら道命は、あらゆる経文論釈にまなこを曝した。凡百ぼんびゃく戒行徳目かいぎょうとくもくも修せなんだものはない。そのほうづれの申す事に気がつかぬうつけと思うか。」——が、道祖神さえのかみは答えない。
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
前にえのきの話にも述べておいたごとく、道祖神さえのかみの神木があるゆえにサエノ木と称えた地を、偶然にその木が榎であった結果「サ榎」と書き、村から出口の左手であったために
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)