“さいはち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宰八50.0%
才八50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、その時の大火傷おおやけど、享年六十有七歳にして、生まれもつかぬ不具かたわもの——渾名あだなを、てんぼうがに宰八さいはちと云う、秋谷在の名物親仁おやじ
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
才八さいはちは永禄元年出生そろて、三歳にしてちちを失い、母の手に養育いたされ候て人と成り候。壮年に及びて弥五右衛門景一やごえもんかげかず名告なのり、母の族なる播磨国はりまのくにの人佐野官十郎さのかんじゅうろう方に寄居いたしおり候。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)