“さいにち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賽日83.3%
斎日16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賽日さいにちとみえて、そのかわりに、榎の下の赤い灯だの、花束だの、こうの煙りが、夕やみにゆらめいていた。
前に挙げた陸中化粧坂の薬師堂に美女を以て池の神のいけにえとした口碑を伝えるのも、その薬師の賽日さいにちという四月八日と関係あることは、同時に報告せられた武蔵井ノ頭の弁天の申し児なる長者の娘が
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その人の数も多からず。辷石はねいしたにえという婦人などは同じ仲間なり。阿弥陀仏あみだぶつ斎日さいにちには、夜中人の静まるを待ちて会合し、隠れたる室にて祈祷きとうす。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)