“ごようむき”の漢字の書き方と例文
語句割合
御用向100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(三年ぜんから、御尊名は、片時といえども相忘れません、出過ぎましたが、ほぼ、御訪問に預りました御用向ごようむきも存じております。)
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「慶応二年寅三月五日文学御用向ごようむき相勤候に就き御扶持二十人分被下置くだしおかる。御表江罷登まかりのぼ可相勤あいつとむべく候。御用人支配の事に候。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
靜々しづ/\ならして出來るは是なん赤川大膳あかがはだいぜんなりやがて座に就て申樣拙者せつしやは徳川天一坊殿家來けらい赤川大膳と申者なり何等の御用向ごようむきにて參られしとたづねければ與力等よりきら平伏へいふくして私し共は當月番たうつきばん町奉行松平日向守組與力くみよりき堀十左衞門片岡逸平なり奉行日向守申付には
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)