“ごぶがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
五分刈94.7%
五分苅5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ランプのあかりで見れば、男は五分刈ごぶがり頭の二十五六、意地張らしい顔をして居る。女は少しふけて、おとなしい顔をして、丸髷まるまげに結って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
級が進んでから中村秋香なかむらしゅうこう先生が見えました。お歳は五十歳位でしょうか、せた小柄のけて見える方で、五分刈ごぶがりの頭も大分白く、うつ向いた襟元えりもとが痛々しいようです。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
五分苅ごぶがりではない五分えに生えた頭の十八か九の書生のような僮僕どうぼくのような若僧が出て来た。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)