“ごてんやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
御殿山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御殿山ごてんやま。七十日目ごろさかんなり房総ぼうそう遠霞えんか海辺の佳景、最もよし。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その道は一方御殿山ごてんやまへ続き、一方は奥平おくだいらの古いやしきについて迂回うかいして高輪の通りへ続いている。その広い邸内を自由に通り抜けて行くことも出来る。捨吉は後の方の道を取った。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
品川御殿山ごてんやま英国公使館の焼打、廃帝故事を調査したといわれたはなわ次郎の暗殺、京都ではもうひとつあくどくなって、「天誅てんちゅう」の犠牲の首や耳や手やを書状に添えて政敵のもとへ贈り届ける。
新撰組 (新字新仮名) / 服部之総(著)