“ごこくじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
護国寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運慶うんけい護国寺ごこくじの山門で仁王におうを刻んでいると云う評判だから、散歩ながら行って見ると、自分より先にもう大勢集まって、しきりに下馬評げばひょうをやっていた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今の音羽おとわ護国寺ごこくじの境内にあったもので、一万八千坪のうちに有名な薬師堂やくしどう神農堂しんのうどうをはじめ、将軍臨場の時のために、高田御殿という壮麗なる御殿まで出来ていました。
あの頃の友達の多くは馬車ばしゃ人力車じんりきしゃで、大切なお姫様、お嬢様、美しい友禅ゆうぜんやおめしちりめんの矢がすりの着物などきて通ったもの。私は養家が護国寺ごこくじの近くにありました。
私の思い出 (新字新仮名) / 柳原白蓮(著)