“ごくだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
極大100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから一週間程たったある日のこと、明智小五郎は、一台の古めかしい人力車に、極大ごくだいトランクを運ばせて、警視庁を訪れた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
洋品やで彼女は足袋を買い履きかえた。土産物をいろいろ買った。彼女は極大ごくだいのわさび漬の土産を手に取って、「これ、お店の方にどうかしら?」と私の顔を見た。
朴歯の下駄 (新字新仮名) / 小山清(著)
実在の苦境くぎょうの外に文三が別に妄念もうねんから一苦界くがいを産み出して、求めてそのうち沈淪ちんりんして、あせッてもがいて極大ごくだい苦悩をめている今日この頃、我慢勝他しょうた性質もちまえの叔母のお政が
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)