“ごうもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毫毛66.7%
豪猛33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の満腹の経綸けいりんは、ただ幕政復古にあり、彼が満腔の熱血は、ただ幕府政権の一毫毛ごうもうをも、他より手を触れしめざらんことにありき。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
自らた所を記していわく、この鐘に大なる𤿎裂ひびわれあり、十年ばかりも以前に、その裂目へ扇子入りたり、その後ようやくして、今は毫毛ごうもうも入らず、えて𤿎裂なし、破鐘をまもる野僧の言わく
精悍せいかん豪猛ごうもうな野人ぞろいなのだ。それを統馭とうぎょできなければ蜂須賀一族は支えてゆけない。猛獣の仲間では、弱肉強食は当然の理だからである。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)