“こわげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怖気60.0%
剛毛40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はて怖気こわげちて
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あのもつれた暗色の剛毛こわげのたまのような女の感情の一部に、そう云う用語になじみきった一つの生活があって、ありがとうともお邪魔さまとも云わず、お前さんはよくわかるように説明したよ
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
彼女のフリードリヒのブロンドの捲毛と、ジーモンの赤味がかった剛毛こわげと、どこが似ているのであろう。碌ずっぽ返事もせずに彼女は、そばの生垣から小枝を一本折りとって、息子を迎えに出た。