“これさた”の漢字の書き方と例文
語句割合
是沙汰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洛中らくちゅう是沙汰これさた。関東一円、奥州まで、愚僧が一山いっさんへも立処たちどころに響いた。いづれも、京方きょうがた御為おんため大慶たいけいに存ぜられる。此とても、お行者のお手柄だ、はて敏捷すばやい。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
下々しもじもの口かられて、たちま京中きょうちゅう洛中らくちゅう是沙汰これさただが——乱心ものは行方が知れない。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)