“こみぞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小溝95.0%
小渠5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがその雄羊が一ぴき小溝こみぞえて道のまん中にやって来ました。しかして頭を下げたなりであとしざりをします。
岡田も僕も、灰色に濁ったゆうべの空気を透かして、指ざす方角を見た。その頃は根津に通ずる小溝こみぞから、今三人の立っているみぎわまで、一面にあしが茂っていた。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
道の右手には、道に沿うて一条の小渠こみぞがあつた。道が大きく曲れば、みぞもそれについて大きく曲つた。そのなかを水は流れて行き流れて来るのであつた。