“こまものや”の漢字の書き方と例文
語句割合
小間物屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の人たちは何度なんども、雑貨屋ざっかや小間物屋こまものやなどの小さな店をってやって、そこにおちつくようにすすめたことがあった。しかしかれこしをすえることが出来なかった。
ジャン・クリストフ (新字新仮名) / ロマン・ロラン(著)
そのつかいものが、衣服の時があり、手道具の時があり、しとねの時があり、種々さまざまであるけれども、使いは同じ人にさせているということを、女小間物屋こまものやさんは語った。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
四角へ出ると、左手のこちら側に西洋小間物屋こまものやがあって、向こう側に日本小間物屋がある。そのあいだを電車がぐるっと曲がって、非常な勢いで通る。ベルがちんちんちんちんいう。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)