“こひやまひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
恋病100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伯父といふものは借金かりを拵へたり、恋病こひやまひつかれたり、猫にたゝられたりするをひにとつては、少くとも一人は無くてならない実用品なのである。伯父は言つた。
お常はとうと恋病こひやまひに取つ憑かれた。徳三郎がお初の似顔絵をいたまゝ、こがじにに死にかゝつた。娘の不心得をいかつた両親も、末期まつごの哀れさに、伝手つてをもとめて徳三郎を招いた。