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こなたしゅ
ふりがな文庫
“こなたしゅ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
此方衆
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方衆
(逆引き)
……あわれな、というはの、
膏
(
あぶら
)
の乗った肉じゃ、いとしいというはの、
薫
(
かおり
)
の
良
(
い
)
い血じゃぞや。な、殿。——
此方衆
(
こなたしゅ
)
、鳥を殺さしゃるに、親子の恩愛を思わっしゃるか。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「おお、
此方衆
(
こなたしゅ
)
はその註文のぬしじゃろ。そうかの。はて、道理こそ、
婆々
(
ばば
)
どもが附き
纏
(
まと
)
うぞ。」
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
さらば、身代りの
婦
(
おんな
)
を奪ろう!……も一つ
他
(
ほか
)
にもある。両の
袂
(
たもと
)
で
持重
(
もちおも
)
ろう。あとは背負うても、抱いても荷じゃ。やあ、殿、上﨟たち、
此方衆
(
こなたしゅ
)
にはただ遊うだじゃいの。道すがら
懇
(
ねんごろ
)
申した
戯
(
たわむれ
)
じゃ。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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