“ことばがき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
詞書78.6%
言葉書14.3%
言書7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詞書ことばがきによって、題詠でないらしい歌、つまり題を与えられて、それによって作文の稽古のように無理にまとめたのではないらしい歌をあさって見る。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
もし表面の文字どおりに、自身に何の不安も認めないし、枯木寒巌こぼくかんがんの高僧のような心境であったとしたなら、何も、あえて、そういう言葉書ことばがきを誌して、自戒とする必要はないであろう。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのたんびに手紙がついてて、(いや今月は少しせた)の、(今度は少し眼が悪い)の、(どうだ先月と合わしてみい、ちっとあふとって見えよう)なんて、言書ことばがきが着いてたわ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)