“こぜりあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小競合87.5%
小鬩合12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相互の士馬軍略をきそうこと、大戦三、四度、小競合こぜりあいに至っては、幾十回というを知らず、天下の物わらい、百姓の難儀、このたびこそはこころよく一大合戦を遂げて
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二葉亭を中心としての一家の小競合こぜりあいは絶間たえまがなくてバンコと苦情を聴かされた。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
ある涼しい夕ベ、その部屋に閉じめられていることに、ようやく憂鬱ゆううつを感じはじめていたところで、葉子のち足りない気分がまたしても険しくなって来た。折にふれて感情の小鬩合こぜりあいが起こった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)