“こくぶじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
国分寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二月の二十九日、山道を心がけた貞盛に、信濃しなの小県ちひさがた国分寺こくぶじの辺で追ひついて戦つた。貞盛も思ひ設けぬでは無かつたから防ぎを射つた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
中山の国分寺こくぶじの三門に、松明たいまつの火影が乱れて、大勢の人がみ入って来る。先に立ったのは、白柄しらつか薙刀なぎなた手挾たはさんだ、山椒大夫の息子三郎である。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)