“こおうこんらい”の漢字の書き方と例文
語句割合
古往今来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人のいのちも大いなる自然物である。よい種子たねをまいてよく育てたら、法則にしたがって時もたがえず美しく伸びてゆくはずである。しかし古往今来こおうこんらい、本当にわが子を立派に育てた親が幾人あるだろう。
最も楽しい事業 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
かくのごときものは古往今来こおうこんらい他にその例を見ず。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
恋が屡々しばしば恐ろしい結末をもたらすものであることは、古往今来こおうこんらいその例に乏しくないが、良雄とあさ子との恋仲は、あさ子の突然な失明によって、果敢はかなくも、良雄の方から
血の盃 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)