“こうとくじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
広徳寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なるほど、まだ言わなかったのか。——外じゃない。広徳寺こうとくじ前の米屋、相模屋さがみや総兵衛が、昨夜ゆうべ人に殺されたんだとさ」
たとえ芸者でも其処そこが人情じゃアないか、今日は両人ふたりの人のお寺詣りをして遣ろうじゃアないか、広徳寺こうとくじへ往って
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
秀吉の休んだ禅庵ぜんあん栖賢寺せいけんじであったが、これと並んですこし先に広徳寺こうとくじがある。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よんどころなく此の事を訴えますと、検屍事済ことずみになって死骸を引取りまして、下谷したや広徳寺こうとくじに野辺送りをする事に成りましたが、誰が殺したか頓と知れませんで居りましたが、是が自然に知れて来ると云うは
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)