“こうずけのすけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
上野介100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御三男忠輝公ただてるこうを御養子に送ってこれを相続せしめ、長沢の郷二千三百石をその知行所に当てた上、これを上野介こうずけのすけに任官せしめて、特に格式三万石の恩典を与えました。
「——先手さきての武田逍遥軒どの初め、一条右衛門大夫どの、武田上野介こうずけのすけどのにいたるまで、夜来、各所の御陣地を捨て去り、いずことも知れず退かれて候う」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小幡、内藤、山県やまがたなどの譜代ふだいをはじめ、逍遥軒しょうようけん孫六、伊奈四郎勝頼かつより、武田上野介こうずけのすけなどいう一族にいたるまで、およそきょうの軍議に列した者は、くびすをついで帰って行った。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)