“こうさか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
高坂70.0%
勾坂20.0%
香坂10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神にまつられるほどの甚内様とは何人ぞ。それは英雄にもあらず、また義人にもあらず、一箇の盗賊に過ぎないのであります。姓を高坂こうさかといって、名は甚内。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
庄司甚内しょうじじんない勾坂こうさか甚内、飛沢とびさわ甚内という三人である。姓は違っても名は同じくいずれも甚内と称したので、「寛永三甚内」とこう呼んで当時の人々はじ恐れた。
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私は岩村田から香坂こうさかへ抜け、内山峠を越して上州の方へも下りて見たし、依田川よだがわという千曲川の支流にいて和田峠から諏訪すわの方へも出て見たし
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)