“こうくう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
口腔80.0%
航空20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ごらんにならなかったでしょうか、あの婦人の口腔こうくうの中の変色した舌や粘膜ねんまくを。それから変な臭いのすることを。——あれだけのことがあれば、頓死とはいえませんよ」
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
顔面はドス黒く紫色にれあがり、両眼はけわしくクワッと見開いてあたわざる距離を見つめていた。あえぎ終った位置に明け拡げられた大きな口腔こうくうのうちには、弾力をうしなった舌がダラリと伸びていた。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
五トンぐらいのものがらくにもちあがるヘリコプター(竹とんぼ式飛行機)を一台至急ここまでまわしてくれるように、航空こうくう商会の千代田支店に頼んだ。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)