“げんぱく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元白33.3%
元伯16.7%
源伯16.7%
玄伯16.7%
玄白16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(略)詩に李杜を貴ぶに論なし、猶元白げんぱくを捨ざるがごとくせよ(略)
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
大徳寺代々のうちでの随一の能書家(これは私の独断であるが)春屋しゅんおく禅師の書、池野大雅いけのたいがの書、良寛りょうかん和尚の書、茶人元伯げんぱく原叟げんそうなどの書などと共通なところを持っているかのように思われる。
一茶の書 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
麹町の家には天野源伯げんぱく夫妻とまさをが来て待っていた。いまにも降りだしそうな日で、空には濃い鼠色の雲が低く垂れていたが、家の中ではまだ四時まえなのに、もうすっかり灯がいれてあった。
頼みけるに此は色情より事起りて盜人は家内にありをんな成べし後には公事くじ出入にも成ん隨分身をつゝしまれよと云て歸りしが此時土地ところの醫師高田玄伯げんぱく通り掛しをも呼込み又々占考うらなひを頼みけるにぜに六文を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
日本の医学の先駆者、杉田玄白げんぱくも、まず語学の勉強からはじめたようです。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)