“げんじょうさんぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玄奘三蔵71.4%
玄弉三蔵28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この功徳くどくがもしすぐれているならば、師への報恩にもなるわけである。たとい渡海の間に死して目的が達せられなくとも、求法の志をもって死ねば本望と言ってよい。玄奘三蔵げんじょうさんぞうの事蹟を考えてみよ。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
今よりちょうど一千二百八十余年以前まえ、かの三蔵法師で有名な中国の玄奘三蔵げんじょうさんぞうが翻訳されたもので、今日、現に『心経』の訳本として、だいたい七種類ほどありますが、そのうちで『心経』といえば
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
玄弉三蔵げんじょうさんぞうは、悟りを開く前に六道を見、我が国の日蔵にちぞう上人は、蔵王権現ざおうごんげんの力で、六道を見たと言いますが、まのあたり六道をご覧になるなどは、めったにできない事ですよ」
さらに新人のゆうなるものは、道昭、智通、定慧じょうえなどの僧侶である。道昭は古い帰化人のすえであり、定慧は鎌足かまたりの子であるが、共に唐に入って玄弉三蔵げんじょうさんぞうに学び、当時の世界文化の絶頂をきわめて来た。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)