“玄弉三蔵”の読み方と例文
読み方割合
げんじょうさんぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄弉三蔵げんじょうさんぞうは、悟りを開く前に六道を見、我が国の日蔵にちぞう上人は、蔵王権現ざおうごんげんの力で、六道を見たと言いますが、まのあたり六道をご覧になるなどは、めったにできない事ですよ」
さらに新人のゆうなるものは、道昭、智通、定慧じょうえなどの僧侶である。道昭は古い帰化人のすえであり、定慧は鎌足かまたりの子であるが、共に唐に入って玄弉三蔵げんじょうさんぞうに学び、当時の世界文化の絶頂をきわめて来た。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)