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げきぜん
ふりがな文庫
“げきぜん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
闃然
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
闃然
(逆引き)
さ、さ、とお絹の
褄捌
(
つまさば
)
きが床を抜ける冷たい夜風に聞えるまで、
闃然
(
げきぜん
)
として、袖に褄に散る
人膚
(
ひとはだ
)
の花の香に、穴のような
真暗闇
(
まっくらやみ
)
から、いかめの鬼が出はしまいか——私は胸を
緊
(
し
)
めたのです。
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
闃然
(
げきぜん
)
たる
午時
(
ひるどき
)
の街を行く人は、
綫
(
すぢ
)
の如き陰影を求めて夏日の烈しきをかこつと
雖
(
いへども
)
、これをこの火の海にたゞよひ、硫黄氣ある毒燄を呼吸し、幾萬とも知られぬ惡蟲に膚を噛まるゝものに比ぶれば
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
四辺
(
あたり
)
は益〻静かである。森閑
闃然
(
げきぜん
)
として音もない。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
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(7作品)
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