“けれえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
家来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
角「えゝ、それじゃアおまえは鹽原角右衞門というおさむれえの妹で、其の家来けれえの岸田右内さんのおかみさんで、おかめさんと云いやすんかえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それからわし此処こゝ家来けれえになっただね、して見るとお前様めえさま、私のためには大事でえじなお人で、私は家来けらいでござえますから、永らく居る内にはおたげえに心安立こゝろやすだてが出て来るだ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あんたが江戸へ往って此の家来けれえ此方こっちへ埋めて、江戸から此の数坂峠を越して追善供養をしに来ることは出来やアしねえ、わしが此の子を貰ってけば、私は沼田の下新田
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
元は阿部様の御家来鹽原角右衞門と云う己と同じ名前の侍の家来けれえだが、其の御主人の角右衞門様という人は、小川村へ浪人して居った所、八年ぶりで宇之助さんがお目にかゝり
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)