“けいごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
契合80.0%
閨閣20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その運命的な契合けいごうは、ツルゲーネフの人生観の上にも作風の上にも、消しがたい烙印らくいんしています。
「はつ恋」解説 (新字新仮名) / 神西清(著)
そこで私がひそかに考えるには、彼と武蔵との関係は、当年の春山はむしろ求道ぐどうの壮年僧で、剣と禅との一道に契合けいごうしたことは事実でも、実際は武蔵のほうがずっと年長でもあったし
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは南の家に久しくいるばあやであった。南はその来客の何者であるかということを考えるよりも、こうした閨閣けいごうの中へ遠慮もなく入ってくる客の礼儀をわきまえない行為に対して神経を尖らした。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)