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ぐみん
ふりがな文庫
“ぐみん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
愚民
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
愚民
(逆引き)
そうすると
愚民
(
ぐみん
)
はそれに対して一生懸命に拝み立てる、その側にはまた
嘔
(
へど
)
〔唾〕を吐きかけてやりたそうな顔付をして
嘲
(
あざけ
)
って居る僧侶もある。実に面白い。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
猫又無道軒はそれを一臺江戸に持ち込み、最初は
愚民
(
ぐみん
)
を
欺
(
あざむ
)
く道具にして居りましたが、後にはわけがあつて彦太郎
脅
(
おど
)
かしの道具に用ひ、錢形平次に見出されたのです。
銭形平次捕物控:290 影法師
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
折々は魔法みたいな事をして
愚民
(
ぐみん
)
を驚かしたそうだ、始終
猫撫声
(
ねこなでごえ
)
をして
女子供
(
おんなこども
)
を手なずけたそうだなど、その他あらゆる悪口をもって、彼は見事に失敗したなどといったであろう。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
多数の
蒙昧
(
もうまい
)
なる
愚民
(
ぐみん
)
はただ仏教を信ずるの一念、即ち法王その人は
活
(
い
)
きたる
観世音
(
かんぜおん
)
菩薩と信ずるの余りに、法王に対しては決して
剣
(
つるぎ
)
を向けることは出来ない。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
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