“くんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燻製91.7%
燻精4.2%
葷腥4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨今の私の詩歌は燻製くんせいにしんだ。燻製の鰊と桐の花と一緒にされるものか。ほんのかりそめの煩悩であるが今のうちに一寸でも昔に還って見たい。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
博士の例の地下研究所の一室において、白い実験衣じっけんいを着た金博士と発明官燻精くんせいとが向きあっていた。
醤が特選して連れてきた前途有望な瓦斯師長ガスしちょう燻精くんせいであった。
数〻しばしば社参するうちに、修験者らから神怪幻詭げんきの偉いだんなどを聞かされて、身に浸みたのであろう、長ずるに及んで何不自由なき大名の身でありながら、葷腥くんせいを遠ざけて滋味じみくらわず、身を持する謹厳で
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)