“くんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燻製91.7%
燻精4.2%
葷腥4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「では何を……。あ、そうそう、カムチャッカでやっとります燻製くんせいにしんに燻製のさけは、いかがさまで……」
そこへまた、燻製くんせいの顔をした、モンペ姿の婦人がやって来ると、ハンドバッグを下に置きぐったりと膝を伸した。
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
博士の例の地下研究所の一室において、白い実験衣じっけんいを着た金博士と発明官燻精くんせいとが向きあっていた。
非常梯子の上り口に立って、うやうやしく挙手きょしゅの礼をして立っている二人の白いターバンに黒眼鏡に太いひげ印度人巡警インドじんじゅんけい! 脊の高いせた方が醤買石しょうかいせきで、脊が低く、ずんぐり肥っている方が、醤が特選して連れてきた前途有望な瓦斯師長ガスしちょう燻精くんせいであった。
数〻しばしば社参するうちに、修験者らから神怪幻詭げんきの偉いだんなどを聞かされて、身に浸みたのであろう、長ずるに及んで何不自由なき大名の身でありながら、葷腥くんせいを遠ざけて滋味じみくらわず、身を持する謹厳で、超人間の境界を得たいのぞみに現世の欲楽を取ることをあえてしなかった。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)