“くもい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雲井88.2%
雲居5.9%
雲衣5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
龍巻たつまきは、雲井くもいへかけり去ったわしの行方などには目もくれず、すぐ手下に軽舸はしけをおろさせて、波間にただよっている伊那丸を、親船へ引きあげさせた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
月の名を雲居くもいに名のる光かな 同
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
実は、そのずっと後になってからだが、ゆかりと云う雲衣くもいさん付きの禿かむろが、斯う云う事を云い出したのだよ。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)