“くしゃくにけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
九尺二間66.7%
九尺弐間33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右側は崩れ掛って住まわれなくなった古長屋に戸が締めてある。九尺二間くしゃくにけんというのがこれだなと思って通り過ぎる。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
あがって見ると、九尺二間くしゃくにけん棟割長屋むねわりながやゆえ、戸棚もなく、かたえの方へ襤褸夜具ぼろやぐを積み上げ、此方こちらに建ってあります二枚折にまいおり屏風びょうぶは、破れて取れた蝶番ちょうつがいの所を紙捻かんぜよりで結びてありますから
又「届けるって九尺弐間くしゃくにけん棟割長屋むねわりながやへ君の御尊来ごそんらいは恐入るから、僕が貰いに来てもよろしい」