“ぎょでん”の漢字の書き方と例文
語句割合
魚田100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゆの大きいのは越中の自慢でありますが、もはや落鮎になっておりますけれども、放生津ほうじょうづたらや、氷見ひみさばよりましでありまするから、魚田ぎょでんに致させまして、吸物は湯山ゆさん初茸はつたけ、後は玉子焼か何かで
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遠来の客にもめずらしく思ってもらえそうなものといえば、木曾川の方でとれた「たなびら」ぐらいのもの。それを彼女は魚田ぎょでんにして出した。でも、こんな山家料理がかえって正香をよろこばせる。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
料理法に魚田ぎょでんなどと言って、味噌をつけて焼くのがある。
若鮎の気品を食う (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)