“きんばく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緊縛85.7%
禁縛14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長崎屋、そのとき、ハッと思い当って、両手で顔をくそうと、もがいたが、手足が緊縛きんばくされて、それさえならぬ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
うとうとしていた章一は、片頬かたほおあたたか緊縛きんばくを覚えたのでふと眼を開けた。艶消つやけし電燈のやわらかなあかりは、黒いねっとりとうるみを持った二つの瞳とほてった唇をそこに見せていた。
一握の髪の毛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
百日の禁縛きんばくを命じ、謹しんで、山霊に業悪ごうあくを謝せしむる者なり
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)