“きんとうん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
觔斗雲80.0%
筋斗雲20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
觔斗雲きんとうんに乗った孫悟空ならば、小手をかざして、そのあたりから見渡せる伊賀甲賀の峰々谷々の朝げしきを俯瞰ふかんし、布引ぬのびきの山や、横田川の絶景を賞しながら、はるか行く手にはまた、一面の鏡か
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おれ通力つうりきによって八十万里を飛行ひぎょうするのに、なんじの掌の外に飛出せまいとは何事だ!」言いも終わらず觔斗雲きんとうんに打乗ってたちまち二、三十万里も来たかと思われるころ、赤く大いなる五本の柱を見た。
孫悟空そんごくうじゃござんせんが、早足はやあしの燕作、一番あとからかけつけましても、こういう筋斗雲きんとうんがございますから……へへへへことによると、あとからいって
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)