“きんがみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
金紙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのクリスマス・ツリーには、あかりや、金紙きんがみや、りんごが、どっさりつるさがっていて、そのまわりは、人形にんぎょうやおもちゃの馬が、ぎっしりならべてある。
太夫が立派な硯箱と金紙きんがみの短册とを出して、何んぞ書けといふので、大變に弱つたが、仕方なしに、「秋の田のかりほの庵のとまをあらみわが衣手は露に濡れつゝ」
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
桜の釣板つりいた張子はりこの鐘、それからアセチレン瓦斯ガスの神経質な光。お前は金紙きんがみ烏帽子ゑぼしをかぶつて、緋鹿子ひがのこの振袖をひきずりながら、恐るべく皮肉な白拍子しらびやうし花子の役を勤めてゐる。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)