“きょうそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
脇息100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脇息きょうそくによりかかりながら、やっと筆を手にして、遺書と云うほどのものではないが、ともかくもあの方に道綱の事をくれぐれもお頼みし
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
書院というは名ばかり、几帳きちょう簾垂すだれ、脇息きょうそくしとね、目にうつるほどのものはみな忍びの茶屋のかくれ部屋と言ったなまめかしさなのです。
けば/\しい金蒔絵きんまきえ衣桁いこうだの、虫食いの脇息きょうそくだの、これ等を部屋の常什物にして、大きなはい/\人形だの薬玉くすだまの飾りだの、二絃琴にげんきんだの
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)