“きゃらゆ”の漢字の書き方と例文
語句割合
伽羅油100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いでみると、プーンと伽羅油きゃらゆのにおいがする。そしてしわをのばした紙の中からもつれた髪の毛が四、五本出た。その一本を指に伸ばして見て、彼は女の毛だということを知った。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江戸の女は、うえかたで、伽羅油きゃらゆ、町方では井筒いづつ松金油まつかねあぶらと限っている
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あたし、生姜はいらないから、太好庵たいこうあん伽羅油きゃらゆがお土産みやげに欲しい」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)