“きゃくさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
客桟50.0%
客様50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この書信は維納ウィンナ客桟きゃくさんホテル・ブリストルの記章を印刷したる書簡箋にペンにてこまごまとしたためられたり文中悦子とあるは令夫人なり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
これより先わが身なほ里昂リオン正金しょうきん銀行に勤務中一日公用にてソオン河上かじょう客桟きゃくさん嘲風姉崎ちょうふうあねざき博士を訪ひし事ありしがその折上田先生の伊太利亜イタリアより巴里にきたられしことを聞知りぬ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
憎々しげに言いながら起上たちあがって「私はお客様きゃくさんの用で出て来るが、用があるなら待っていておくれ」と台所口から出てって了った。
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)