“きそがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木曾川85.7%
木曽川14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この座敷から谷底の方に聞える木曾川きそがわの音も、正太には何の新しい感じを起させなかった。彼は森林の憂鬱にも飽き果てた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もう蟹江川かにえがわ筏川いかだがわ鍋田川なべたがわ——そして木曾川きそがわ口へかけてまで、数里の海岸線は、防柵ぼうさくいまわし、塹壕ざんごうをほり、障碍物しょうがいぶつをおき、全隊、汗みどろに、働いている。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遠い郷里のほうの木曽川きそがわの音や少年時代の友だちのことなぞを思い出し顔に、その窓のところでしきりにうぐいすのなき声のまねを試みた。
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)