“がんじがら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雁字搦83.3%
岩矢搦16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格子こうしの外に近付いた人の顔がある。それは白い記者手帳を片手にもった東京××新聞の記者風間八十児かざまやそじだった。その後には雁字搦がんじがらめに縛られた男が、大勢の刑事に守られて立っていた。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それはぼくを雁字搦がんじがらめにし、身動きもできなくしちまうんです、仮に眼をつぶるとするでしょう、それでもまぶたをとおしてそいつははっきり見えるんですよ
季節のない街 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
何やつの仕業しわざか、大小ふたつとも、何時の間にか強い細引ほそびきで、さやからつかへかけて岩矢搦がんじがらめにしばってあるのだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)