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雁字搦
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がんじがら
ふりがな文庫
“
雁字搦
(
がんじがら
)” の例文
捕縄の掛け方に就いても、
雁字搦
(
がんじがら
)
み、
亀甲繋
(
きっこうつな
)
ぎ、松葉締め、
轆轤巻
(
ろくろまき
)
、高手、小手、片手上げ、逆結び、有らゆる掛け方に通じていた。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
つまりここでは生活を
雁字搦
(
がんじがら
)
めにして、
手枷
(
てかせ
)
、足枷、首枷をはめたうえ
天床
(
てんじょう
)
へ
吊
(
つる
)
し上げたというかたちらしい。
三悪人物語:忍術千一夜 第二話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
格子
(
こうし
)
の外に近付いた人の顔がある。それは白い記者手帳を片手にもった東京××新聞の記者
風間八十児
(
かざまやそじ
)
だった。その後には
雁字搦
(
がんじがら
)
めに縛られた男が、大勢の刑事に守られて立っていた。
省線電車の射撃手
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それはぼくを
雁字搦
(
がんじがら
)
めにし、身動きもできなくしちまうんです、仮に眼をつぶるとするでしょう、それでもまぶたをとおしてそいつははっきり見えるんですよ
季節のない街
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
彼はあの鬼女を
雁字搦
(
がんじがら
)
めにし、絞れるだけ絞った、彼自身そう思ったし、まわりの者もそう認めた、ところがまったく逆だったんだ、雁字搦みに縛られたのは彼自身なんだ
陽気な客
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
雁
漢検準1級
部首:⾫
12画
字
常用漢字
小1
部首:⼦
6画
搦
漢検1級
部首:⼿
13画
“雁字”で始まる語句
雁字