“がせんし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
画箋紙66.7%
画仙紙33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへあか毛氈もうせんを持ち込み、半折はんせつ画箋紙がせんしなぞをひろげ、たまにしか見えない半蔵に何か山へ来た形見を残して置いて行けと言い出すのは禰宜だ。子息も来て、そのそばで墨をった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私はこの翰墨会かんぼくかいで初めて画箋紙がせんしに日本画を描くことを学んだ。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)
来合わせていたなにがしの画家が、そこにあった画仙紙がせんしなどを拡げて、とぼけた漫画の筆をふるった。先生や皆の似顔なども描かれた。俳句や狂句のようなものも、思い思いに書きつけられた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)