画箋紙がせんし)” の例文
そこへあか毛氈もうせんを持ち込み、半折はんせつ画箋紙がせんしなぞをひろげ、たまにしか見えない半蔵に何か山へ来た形見を残して置いて行けと言い出すのは禰宜だ。子息も来て、そのそばで墨をった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
私はこの翰墨会かんぼくかいで初めて画箋紙がせんしに日本画を描くことを学んだ。
御萩と七種粥 (新字新仮名) / 河上肇(著)