“かんこどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閑古鳥81.8%
諌鼓鳥4.5%
諫鼓鶏4.5%
閑子鳥4.5%
閑居鳥4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
林の中では閑古鳥かんこどりが鳴いてゐた。閑古鳥の声を良寛さんはきいた。谿たにに下れば瀬の音がすずしかつた。瀬の音を良寛さんはたのしんだ。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
山ごしの豆麩とうふも遅し諌鼓鳥かんこどり 怒風
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
「練って来た、練って来た。あれが名代の諫鼓鶏かんこどり……」
ゆるやかな僧衣のすそは閑子鳥かんこどりのはねのやうにぱたぱたした。
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)
閑居鳥かんこどりてら見ゆ麦林寺ばくりんじとやいふ
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)