“かわかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河風62.5%
川風37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土手へあがった時には葉桜のかげは小暗おぐらく水を隔てた人家にはが見えた。吹きはらう河風かわかぜに桜の病葉わくらばがはらはら散る。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
長い年月れた河風かわかぜの音も、今年の秋は耳騒がしく、悲しみを加重するものとばかり宇治の姫君たちは聞きながら、父宮の御一周忌の仏事の用意をしていた。
源氏物語:49 総角 (新字新仮名) / 紫式部(著)